ザゼンソウ(Eastern Skunk Cabbage)

発熱するふしぎな花


ザゼンソウ(座禅草)ダルマソウ:サトイモ科

・ザゼンソウは、春いちばんに咲く湿地の植物です。

・開花は、多くは2月~3月頃(地域によって1~5月頃)。雪が解け始める頃に、紫色~濃い茶色の仏炎苞(ぶつえんほう)がむっくり顔を出します。

・真ん中のつぶつぶしたところ(肉穂花序)が花。発熱する珍しい植物として知られ、開花時に肉穂花序で発熱が起こります。

・花言葉は「沈黙の愛、ひっそりと待つ」



ザゼンソウのつぼみ

ザゼンソウのつぼみは、赤むらさき色のふくろ(仏炎苞)がギュッと閉じたような形をしています。花が開く前は、ふくろのすきまはほとんどありません。

落ち葉の中から、ちょこんと顔を出すように見えます。

ザゼンソウの黄色い花のかたまり(肉穂花序)は、開花のタイミングで呼吸を活発にして熱を出すことができる とても珍しい植物です。20~25℃になることもあるそうです。

 

ザゼンソウの花

ふくろのような部分(仏炎苞)の中にあるが黄色いツブツブした部分(肉穂花序)が花です。

 

開花時に発熱する理由は主に2つ考えられています。

①発熱によって周囲の雪を溶かし、花を咲かせるため

➁においを広げてハエ等の虫を呼び、効率よく受粉するため

 

1つの花は「4つの花被片(花びらのように見える部分)」と「4つの雄しべ」、そして「1つの雌しべ」でできています。黄色いツブツブした花(肉穂花序)は小さく長さ2〜4cmです。

ザゼンソウの葉

花が終わると、葉がぐんぐん大きくなり、長さ30〜40cmの大きな円心形に成長します。

達磨大師が座禅をくんでいるような姿から、ザゼンソウ(ダルマソウ)との 和名がつけられたそうです。

一部地域では生育地の減少や食害によりレッドリスト指定されています。

写真は六甲高山植物園(2017年3月下旬頃)/例年では3月中~下旬ごろに開花



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