イカ(squid)・タコ(octopus)・オウムガイ(nautilus)

これらは 巻貝のなかまから進化した軟体動物。頭からうで(足)が生えているため、頭足類と呼ばれます。

イカ(squid)

イカは8本のうでと、2本のながい触腕をもち、よく「10本足」と言われます。すきとおった体の表面に色素胞という細胞があり、まわりの色にあわせて、パッと体の色を変えます。体の色だけではなく、体の形まで変えられる種類もあります。

イカ釣りにて

イカはすきとおった体をしていて、釣り上げるとピュッピュッと スミを吐きます。(写真は沖縄県八重干瀬にて)

セロリアンブルーの海に、体まで美しい色に変わっています。



コブシメ(Broadclub cuttlefish)

世界中の温かい海に住み、コウイカ類のなかまで、最も大きくなります。日本では沖縄に多く、とてもおいしいそうです。

求愛しているようなコブシメのカップル。愛らしい顔をしています。

(写真は鳥羽水族館にて)

アオリイカ

アオリイカはヤリイカのなかま。

優雅に波打つヒレがあり、体の透明感が極めて高く、目の上が鮮やかなエメラルドグリーンで美しいイカです。

最も美味とされ、人気があります。

(写真は海遊館にて)

バンダコウイカ

南方系の小型コウイカの仲間(京都水族館)

↑京都水族館のイカ説明より(2017年)

イカの数え方は生きている時は「匹」、鮮魚として並ぶと「杯(はい)」、スルメになると「枚(まい)」になります。



タコ(マダコ)

タコは「8本足」と言われる8本のうでをもち、やわらかい体で、海の底をはったり、岩場にかくれたりします。吸ばんがあり、強い力で吸い付き、スミをはきます(写真は鳥取県岩美町 海と大地の自然館にて)

タコは、ウツボや大鯛にとって、格好のエサになるので、ふだん岩場の隙間や海底の穴の中に潜んでいます。人間がツボを沈めると、すすんでツボに入って行く習性があります。

↑海と大地の自然館のマダコの説明(鳥取県)



オウムガイ

頭足類には、貝殻をもつ種類と、貝殻をもたない種類があり、大昔にはアンモナイトなどの数多くの種類がいました。オウムガイはアンモナイトの親戚です(スミは はきません)

※写真は大阪府ニフレルにて


※ このページの写真は 宮古島(沖縄県)、京都水族館、鳥羽水族館(三重県)、ニフレル(大阪府)、海遊館(大阪府)、海と大地の自然館(鳥取県)、須磨海浜水族園(兵庫県)にて撮影。説明は各水族館の説明および「こども大百科(小学館)」「新ちきゅう大図鑑(別冊家庭画報)」参照


※ 下記は別ページがあります

八重干瀬(イカ釣りの場所)
八重干瀬(イカ釣りの場所)
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