バイカモ(梅花藻)Baikamo

清流に 揺らめく 水中花


バイカモ(梅花藻)

水温約14度前後の清らかな水の中でしか育たないキンポウゲ科の多年生水草。

5~8月頃、白い小さな梅の花に似た花を咲かせます。



滋賀県米原市の地蔵川(中山道醒井宿付近)

滋賀県米原市の地蔵川は、湧き水で水温が14度前後に保たれ、バイカモが群生して咲くことで有名です。深さ50cmの水中で、直径1cmほどの白い花が揺らめきます(例年では7~8月頃が見頃です)

 

醒井宿(さめがいじゅく)は、中山道61番目の宿場町で、「居醒の清水」を源流とした地蔵川の流れに沿って、今も風情ある町なみが続き、湖北八景にも選ばれています。居醒の清水などから湧き出る清水によってできた川には、貴重な淡水魚である「ハリヨ」も生息しています(居醒の清水は「平成の名水百選」/平成20年6月 環境省)



※バイカモを見ることができる植物園もありますが、見ごろの時期が異なり、5~6月に満開となるところが多い気がします。近年の猛暑で、開花が早まっている年もあり、ご覧になりたい方は、各地の開花状況を確認なさってください。

※こちらは京都府立植物園にて5月末頃に撮影。



夏の花
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初夏の花
初夏の花
四季の花と実トップ
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