アリクイのなかま(Anteater)

シロアリを食べる おもしろい動物


アリクイのなかま(有毛目アリクイ科

・アリクイは、歯がないか、小さく退化していて、貧歯類とも呼ばれます。ナマケモノも同じなかまに分類され、ともに 鋭い爪を持っています。

・生息地はアメリカ大陸。11月29日は「世界アリクイの日」

アリクイのなかまには、大きく、オオアリクイ、コアリクイ、ヒメアリクイがありますが、ここでは、オオアリクイとコアリクイについて、紹介しています。



オオアリクイ(giant anteater)

・南米大陸の草原や 沼や池の近く、または日の入る森林にすみ、日中活動しています。

・水浴びや砂浴びが好きなので、動物園でも プールや砂場が用意されています。

体長1~1.3m程度。体重22~39kg程度。

野生では、大きく鋭い前あしのツメで、アリ塚をこわし、主にシロアリのなかまを食べます。長い舌で一日に3万匹ものシロアリを食べるそうです。

動物園ではペットフードやビスケット等を混ぜ合わせた専用のエサが作られています。歯がなく、口が小さいので、どろどろしたものしか食べられません。

※写真は東山動物園(2017~2018年)

顔は細長く、細長い舌を1分間に150回も突き出して、アリをなめとって食べます。

においをかぎわける力は、人間の約40倍もあると言われています。

※写真は王子動物園(2017年)

東山動物園の看板より

※ オオアリクイの写真は東山動物園(2017~2018年)、神戸市立王子動物園(2017年)にて。

説明は各動物園内の説明、および「東山絶滅動物園」「動物(小学館)」「学研の図鑑 動物」「たのしいキリンのかいかた(学研)」より抜粋

 

ミナミコアリクイ(Southern Tamandua)

・半樹上性で、地上と樹上の両方で活動します。長く丈夫な尾を上手に使って、木登りします。
・体長35~90cm程度。体重1.5~8.5kg程度。南アメリカ北部に生息。

小さなからだですが、大きな爪は蟻塚を壊すほどの強力な武器です。

一度の出産で一頭産み、子どもはしばらく親の背中に乗って育てられます。

※ミナミコアリクイの写真は神戸どうぶつ王国にて(2020~2021年)



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