ハナイカダ(花筏)Japan helwingia

あれっ、葉の上に花や実 !?


ハナイカダ:ハナイカダ科

・ハナイカダは葉の真ん中にちょこんと小さな花や実がつく、珍しい植物です。花序の柄が葉脈と癒合しているため、葉の真ん中に花や実がついているように見えるそうです。

・花が咲く様子を、花を乗せたいかだ(筏)にたとえて、「ハナイカダ」という名前がつけられました。

花言葉は「移り気」「嫁の涙」など。



ハナイカダの雌花(めばな)

ハナイカダは雌雄異株の落葉低木で、4~6月頃、直径5mmほどの小さな花を咲かせます。雄株と雌株では花の個数が違います。

雌花(めばな)はふつう葉の上に1個(時々2~3個)、花がつきます。


ハナイカダの雄花(おばな)

雄花は数個集まって咲きます。小さなつぼみが順番に開きます。


ヒマラヤハナイカダの雌花(めばな)

ヒマラヤハナイカダはおもにネパールに分布している種類で、きみどり色か うすい紫色をおびた花が咲きます。(写真は京都府立植物園)

雌花(めばな)一般には1~2個とされますが、下の写真の葉には、3個の雌花が咲いていました。3個はちょっと珍しいです。


ヒマラヤハナイカダの雄花(おばな)

ヒマラヤハナイカダの雄花は集まって咲き、葉の上から立ち上がるように花がつくため、見ごたえがあります。


ハナイカダの実

花が終わると、かわいらしい実がなります。上の写真は花から実になる途中の幼果(できはじめの実)だと思われます。

初夏に緑色の実ができます。葉の上にちょこんとのった実は意外に大きく、発見するとうれしくなります。

ハナイカダは夏に黒く熟し、食べられるそうです。甘酸っぱい味といわれています。



◆ 観察場所についてお問合せをいただくことがあり、追記しておきます。

※2026年現在の情報で、京阪神では、「ハナイカダ」は京都府立植物園と六甲高山植物園、大阪府民の森くろんど園地(大阪府交野市)にあります。このページの「ハナイカダの花」は、六甲高山植物園(湿生植物区周辺)にて、「ハナイカダの実」は京都府立植物園の植物生態園等で撮影したものが中心です。

※「ヒマラヤハナイカダ」は、2017年5月に京都府立植物園(アジサイ園西付近)で撮影しましたが、その後、別の場所に移植されているそうです。

※ハナイカダをお探しの方は、その年の気候条件等により、植えられている場所が変わっている可能性がありますので、直接各植物園にお問い合わせください。

雌雄の株を探すヒントとしては、夏に実が見つかれば、その株は雌株です。実をつけるためには受粉が必要なので、どこかに雄株もあるはずです。周辺を探してみると雄株が見つかるかもしれません。

六甲高山植物園の説明
六甲高山植物園の説明


初夏の花
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夏の花
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四季の花と実トップ
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