いわし雲・さば雲(mackerel sky etc.)

さかなのウロコのような雲


いわし雲・さば雲・ひつじ雲は、見た目による俗称で、明確に区別する定義はありません。一般的に、巻積雲(いわし雲・さば雲・うろこ雲)は 高積雲(ひつじ雲)より 空の高い位置にあります。

春や秋の天気の変わり目によく見られ、秋の季語にもなっています。

巻積雲と高層雲の違い

「巻積雲(けんせきうん)」と「高積雲(こうせきうん)」の一番の違いは”雲の高さ”です。高積雲(ひつじ雲)は、高度2~7kmぐらいの中層雲に属するのに対して、巻層雲(いわし雲・さば雲・うろこ雲)は、高度5~15kmぐらいの上層雲に属します。



いわし雲・うろこ雲(巻積雲)

空に 小石や魚のうろこ、さざ波のような 小さいかたまりの雲が並んで広がります。晴れた日によく見られますが、昔から「いわし雲が出たら、3日のうちに雨」と言われ、天気の変わり目を知らせる雲でもあります。

春や秋によく見られます。

さば雲(巻積雲)

サバの背にある斑紋のように見える雲。これも巻積雲の俗称です。

天気の崩れを知らせますが、雲のあいだがせばまるほど、近々雨が降りやすいと言われます。

ひつじ雲(高積雲)

巻積雲に比べて、雲の塊が大きいのが特徴で、大きな雲がたくさん集まるとひつじのように見えます。分厚い帯状の雲が広がることもあります。

近いうちにお天気が崩れることを知らせる雲だと言われています。


※ このページの説明は「自然観察(学研)」「空の名前(光琳社出版)」「キッズペディア科学館(小学館)」「科学のふしぎ(ひかりのくに)」より抜粋しています。〔2020年10月更新〕


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虹と彩雲
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日暈・月暈
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青空と雲
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朝日・夕日
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魚:イワシ
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宙