アザラシ(Seal)

まるで魚のような哺乳類


アザラシ(海豹):アザラシ科

水中を泳ぐために、体は流線形、足はひれ状に変化しています。後ろ足が後方を向いているため、足で体を支えられません。

ぶあつい脂肪が 寒さから体を守ります。

※いろいろな種類がありますが、ここではゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、バイカルアザラシを紹介しています。

野生のアザラシは、水の中を 深くもぐってから、一気に水面に上がります。このような垂直方向への泳ぎが得意なアザラシの習性を生かして、動物園や水族館では、チューブ状の円柱水槽が作られているところがあります。

アザラシを間近に観察できる円柱水槽は、どこでも大人気のコーナーです。

※ 円柱水槽の写真は旭山動物園あざらし館「マリンウェイ」と京都水族館



ゴマフアザラシ(Spotted Seal)

ゴマフアザラシは、白い体に黒いゴマ模様がある水族館でおなじみのアザラシ。中型(1.5~1.7m程度)で、北海道周辺の海やオホーツク海でくらしています。

魚をエサにしているので、まるで魚のように泳ぐことができます。

足はひれ状に変化していて、前足でかじを取り、ヒレになっている後ろ足を左右にふって、交互にかき、前に進みます。

アザラシの耳

アザラシには 外に出た耳たぶ(外耳) がありません。頭の横に 小さな穴が開いていて、そこが耳になります。

↑上の写真は左側がアザラシ、右側がアシカです。

とてもよく似ていますが、アザラシは耳の穴があるだけですが、アシカには小さな耳たぶがあります。

下から見上げて、アザラシのおなかの面。冷たい海の中を泳ぐので、体にはたっぷり脂肪がついています。

かたくて短い毛が 頭からしっぽの方向に向かって生えていて、雪の上をソリのように すべることもできるそうです。

※ゴマフアザラシは、野生では、夏から秋は沿岸で、冬から春は流氷に乗って生活します。

アザラシの子ども

アザラシの子どもの毛色は、種類と生まれる場所によって違います。クジラやイルカと違って、水中では出産できないので、流氷の上で出産するゴマフアザラシやアゴヒゲアザラシ等の子どもは、氷と保護色になる 白い毛色で生まれます。

ワモンアザラシ(Ringed Seal)

体に「輪っか(リング)模様」があるのが名前の由来。背と体の側面に、白い輪で囲まれた 斑点模様があります。

アザラシのなかまでは最小(1.1~1.5m程度)で、丸っこいからだつきです。

メスは氷の上に穴をほって、子どもを産みます。

北極海周辺の氷の上でくらしています。



バイカルアザラシ(baikal seal)

バイカルアザラシは、世界一深い湖として有名なロシアのバイカル湖にだけすんでいるアザラシ。他のアザラシと違って、淡水だけにくらします。ズングリとした体と 丸くて大きな目が特徴で、体にくびれがなく、力強い前足をもっています。小型で、成体でも1.2mほどです。

※バイカルアザラシの写真は鳥羽水族館にて



3月22日「国際アザラシの日」世界的なアザラシの現状を啓発することなどを目的に、1982年にアメリカ議会で制定されたと言われています。

※このページの写真は、旭山動物園、京都水族館、海遊館、鳥羽水族館、神戸どうぶつ王国にて

※ 説明は、動物園や水族館の看板、「旭山動物園ARどうぶつ図鑑」「動物(小学館)」「動物(学研)」より抜粋

アザラシ等の海の生き物のイラストはコチラ
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