ワニ(crocodile)

恐竜と同じぐらい 太古からの強い生物


ワニ(爬虫綱ワニ目)

・水陸両生の大型肉食動物。世界中に20種以上あり、そのほとんどが淡水域に生息しています。アリゲーター科、クロコダイル科とガビアル科の3科に分けられるのが一般的です。

・ワニの祖先は、今から2億5100万年前の三畳紀に出現したと言われています。三畳紀はなんと恐竜が最初に地球上にあらわれた時代。長い長い進化の歴史です。

・強靭な顎と鋭い歯が特長で、歯は上下合わせて50本以上あり、抜けるとすぐ生え替わるそうです。

6月17日は「世界ワニの日」

ワニの専門家や科学者などが集まって、世界のワニの現状や絶滅の危機について知ってもらうために制定されています。

 



イリエワニ(クロコダイル科)

・全長1.5〜7.5m。世界最大のワニ。長生きで飼育されているものでは、100年生きた記録もあるそうです。

・脳が発達していて、潜水能力にも優れ、淡水でも海水でも生活できます。

・水中にひそみ、すばやく獲物を捕らえます。昆虫や魚や小動物から 大型の哺乳類まで、動くものは何でも食べるそうです。

(上の3枚の写真はニフレルにて)

↑オーストラリアケアンズのCairns Tropical Zoo & Night Zooにて(現在閉園)

ニシアフリカコガタワニ(クロコダイル科)

・小型で全長平均約1.5m程度。

・西アフリカから中央アフリカにかけての広い地域に分布。森林地帯の渓流や沼等の淡水域に生息しています。

・夜行性で、日中は陸上で日光浴をして過ごし、夜になると獲物を求めて水中に入ります

・大きな目で愛嬌があります。

・肉食性で魚類、両生類、甲殻類等を食べるそうですが、動物園では金魚と同じ水槽した。

・卵生で雨季の終わり頃に10~20個産卵し、約3ヶ月で孵化します。

※ニシアフリカコガタワニの写真は神戸市立王子動物園にて(2025年現在、ニシアフリカコガタワニは飼育されていません

ヨウスコウワニ(アリゲーター科)

・小型で全長約2m。

・ワニの中で唯一、温帯域だけに生息しています。中国の長江下流域で、流れが緩やかな場所や池、沼、湿地などでくらしています。

・主に貝類・その他魚類など食べます。

・巣穴で冬眠し、幼体時には黄褐色に黒の横縞模様が入ります。

↑ヨウスコウワニの写真は神戸市立王子動物園にて(2025年現在、ワニの「太陽の動物舎」はリニューアルに向け閉鎖中です。ワニが観覧できるかはご確認ください)



お父さん、いつもありがとう。元気でいてね。

ワニの記念日と父の日が近いので、ヨウスコウワニをお父さんにしてみました。

※このページの写真は、神戸市立王子動物園、ニフレル(大阪府)等で撮影。

説明は各動物園の看板やホームページを参照しています。



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