おたまじゃくしは カエルの子
カエル(FROG):両生類
・水田や池、小川など、淡水の水辺にすんでいます。なくのは主にオス。
・卵は水中に産み落とされ、えらで呼吸する幼生(おたまじゃくし)から、肺呼吸ができ 陸上で暮らせる成体(カエル)に 変態します。
・アマガエルなど、草や木の上でくらすカエルは、葉や枝につかまるため、指先に吸盤ついていますが、ヒキガエルなど地上でくらすカエルには、吸盤がありません。
・6月6日は「カエルの日」。「ケロ(6)ケロ(6)」という語呂合わせで、カエルの鳴き声を連想させることから、「カエル友の会」により1988年に制定されました。ちなみに、「世界カエルの日」は 3月20日で、カエルを含む両生類の保護を考える日として世界的に知られています。
なまえのとおり「森にすむカエル」。水面の上に突き出ている木の枝や草などに 泡状のたまご(卵塊)を うむことで有名です。日本だけに すんでいます。
白い泡の塊のような「あわ巣」が卵塊で、中にはたくさんの卵が入っていて、卵を乾燥から守っています。
約一週間後、たまごはかえり、オタマジャクシが下の池に落ちます。
↑モリアオガエルの幼生(おたまじゃくし)
※「幼生」とは動物の発生途中のもので,卵たまごから出て、まだ親と同じ形になっていないものを言います。これより前の段階が「胚」、成熟した個体は「成体」と呼ばれ、形や生活が大きく変わります。
↑モリアオガエルの成体(成熟した個体)
※写真のモリアオガエルは神戸市立森林植物園と万博記念公園にて(6月頃)
雨が降る前に、水田などでゲロゲロとなく カエルの代表。日本全国でみられます。
周囲の色に合わせて 体の色を変えるのが得意です。
オタマジャクシはえらで呼吸するので、陸では くらせず、水中ですごします(カエルは肺で呼吸し、陸でくらせます)
たまごからうまれた オタマジャクシは、まず尾の付け根から 左右の後ろ足が生えてきます。
後ろ足が生えたあとで、前足は片方ずつ生え、左右の前足がそろうと、肺で呼吸をするようになります。
オタマジャクシは だんだん 尾が短くなって、カエルらしいからだに変化していきます。徐々に からだが変わっていく様子は、とても神秘的です。
※写真は6月のハスの葉の上での変態の様子(草津市立水生植物公園みずの森にて)
ニホンアマガエルと似ていますが、顔やからだの模様、水かき、鳴き声等が違います。
日本のカエルでは一番早く 早春に産卵を始めます(1~5月頃に産卵)。スマートなからだつきが特徴です。
ヒキガエルのなかまは、ふだんは森林の落ち葉のかげ等でくらし、産卵の時期になると水辺にもどってきます。写真はアズマヒキガエル。
水田で見かける大きめのカエル(体長 3.8~9.4cm)。背中に白っぽい すじ模様があります。
主に夜間に「ブォーン、ブォーン」と牛のようになく、非常に大きいカエル(体長 11.1~18.3cm)
※もともとは北米原産のカエルで、食料資源として日本に持ち込まれました(特定外来生物)
西日本中心に分布しているカエルです。
※このページの説明は、「小学館こども大百科」「水辺の生物(小学館)」「科学のふしぎ(ひかりのくに)」「ちきゅう大図鑑(世界文化社)」等より抜粋。
※写真は、神戸市立森林植物園、万博記念公園、草津市立水生植物公園みずの森、旭山動物園、関西各地の水田にて。
※ 下記は別ページがあります
※ サイト内検索
このウェブサイトでは、快適な閲覧のために Cookie を使用しています。閲覧を続けることで、 Cookie ポリシーに同意したことになります。