流氷の天使(sea angel)
ハダカカメガイ科(貝殻のない巻貝のなかま):生まれたてのクリオネは貝殻をもっていますが、成長するにつれて貝殻が消えてしまいます。
・クリオネは流氷の穴などに入り込んで流れ、日本でも 北海道オホーツク海で 見られます。つばさのような足をパタパタ羽ばたかせ、ふわりふわりと泳ぐ姿が愛らしく、「流氷の妖精」「海の天使」等と呼ばれています。
・世界的には。両極の寒流域に広く生息しています。
大きさは1~3センチととても小さく、体は透明な部分が多いため、内臓が透けて見えます。翼足という羽のようなものを動かして泳ぎます。
成長すると肉食で、頭部にある2つの触角の間から、6本の触手を伸ばし、浮遊する貝を捕まえ、中身だけを食べています。
日本でも見られる流氷は、基本的には、海水が凍って、海面を漂って動いているもの。海水は塩分濃度が高いほど 凍る温度が低くなり、オホーツク海では、マイナス1.8度で凍るそうです。クリオネは流氷にすんでいます。
一方、氷山は陸地に降り積もった雪が、万年雪となって、分厚い氷になったもの。氷がゆっくりと川のように低いところに流れ(氷河)、特に分厚い氷の塊(氷床)が、海に押し出されると氷山になります。
※写真はニュージーランドのマウントクックの氷河(ニュージーランド在住CUさん写真提供)
※参考:氷山の写真のマウントクックはマオリ語で「アオラキ(雲を突き抜ける山)」と称され、標高3754メートルのニュージーランドの最高峰。マウントクック国立公園は、日本の北海道ぐらいの緯度に位置し、約20もの3000m級の山々がそびえたつ渓谷で、総面積の40%が氷河に覆われているそうです。
※ このページの写真は海遊館にて(2016年)。説明は『こども大百科(小学館)』、須磨海浜水族園、ののちゃんDO科学、玉野市のホームページより抜粋
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