考える「森の人」
オランウータン(Orangutan/霊長目ヒト科)
・オランウータンはスマトラ語で「森の人」(orang=人・utan=森)。考えてから行動する点で、他の類人猿とは性格が異なります。木の上で生活することが得意で、泳ぎは苦手。
・主に低地の熱帯雨林で単独で暮らしていることが多く、主な生息地が東南アジアです(主にボルネオオランウータンがカリマンタン島・スマトラオランウータンがスマトラ島)。
・8月19日は「国際オランウータンの日」。オランウータンとその生息地である熱帯雨林の保護の重要性を世界に訴える日として、様々なイベントや情報発信が行われます。
おとなのオスの顔には、「フランジ」と呼ばれる大きなでっぱりがあります。「フランジ」は強いオスの象徴で、群れで一番強いという自信がつくと、大きくなるそうです(大人のオスでもフランジのない個体もいます)
※写真のオスは旭山動物園の「ジャック」
フランジのあるオスには、大きなのどぼとけがあり、これを共鳴させて「ロングコール」という大きな鳴き声をあげることができます。
おとなのオスは、特に単独で行動し、いつも一人です。そのためか、群れで行動するチンパンジーやゴリラ等(他の霊長類)と違って、慎重に考えてから行動します。
メスの妊娠期間は約8か月。一頭の子どもに対して、6~9年かけて子育てをします。
※写真の親子は 母「リアン」・子どもの「モリト(兄)」と「モカ(妹)」(旭山動物園)
握力の強い器用な手と、たくましい腕で、木の上で かるがると片手でからだを支え、移動します(腕は足の2倍の長さがあると言われ、100kg近いからだを片手で支えることができます)
神戸市立王子動物園のボルネオオランウータンのオス「ムム」のお食事タイム。器用に手を使って果物や野菜を食べています。
ボルネオオランウータンに比べて、からだや顔がやや細身。体毛は長く、うすい赤褐色をしています。
※写真は東山動物園の「アキちゃん」
※天王寺動物園には、かつてオランウータン舎があり、今も看板が残ります。
※ 写真は旭山動物園(2006年)、東山動物園(2017年)、天王寺動物園(2017年)、神戸市立王子動物園(2017年)
※ 説明は各動物園内の説明、および「旭山動物園ARどうぶつ図鑑」「東山絶滅動物園」「学研の図鑑 動物」より抜粋
※下記の霊長類(サルのなかま)は別ページがあります
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【 サイトマップより抜粋 】
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